本文の原稿用紙の寸法
紙原稿作成時の目安です。 データ入稿の場合は、原寸+塗り足し(上下左右5mm)サイズで作成してください。 |
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小判サイズ原稿用紙(同人誌用原稿用紙) | 投稿サイズ原稿用紙 | |
通常、同人誌でよく使われている原稿用紙です。 B5サイズの本を作るとき・・・原寸 A5サイズの本を作るとき・・・82%縮小 B6サイズの本を作るとき・・・71%縮小 小説はこのサイズがお勧めです |
プロの人が商業誌で使っている原稿用紙です。 A4サイズの本を作るとき・・95%縮小 B5サイズの本を作るとき・・82%縮小 A5サイズの本を作るとき・・67%縮小 B6サイズの本を作るとき・・58%縮小 |
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・漫画用の画材を置いている大きな画材屋さんや、イベント会場などで販売しています。 ・使用する用紙は110kg~135kgくらいのケント系の紙がお勧めです。 ・一冊の本を作るときに小判サイズと投稿サイズを混合しますと仕上がりにムラができます。 (メーカーが違っても、同じ原稿サイズなら大丈夫です) |
原稿用紙の使用方法
・原稿用紙の各線には左図のような名前がついています。 | ||
外わく | 原稿の端っこまで絵を描くときには、ここまで描きましょう。 | |
断ち切り線 | 本になった時、大体このラインで断裁されます。 ただし、製本の時ズレが出るのでこのラインより外側(外わく)まで 描かなくてはいけません。 |
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内わく | 大事なセリフはこの中におさめます。4コマ漫画の枠線の位置。 | |
トンボ | 原稿のどこが真ん中になるのかを示す線です。 多色刷りの位置あわせも必要ですので、消さないでください。 |
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・漫画、小説、便せん、ちらしにかかわらず、どれも重要な線なのでしっかり守って原稿作成に役立ててくださいね! |
表紙の原稿用紙の寸法
【表紙と裏表紙を別々に描く場合の注意】 ・表紙、裏表紙と2枚描いて下さい。 ・当社で面付け(張り合わせ)しますので、表紙、裏表紙の指示を原稿の欄外に記入してください。 ・背幅は指示がなければ当社でとらせていただきます。 |
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B5用表紙 | A5用表紙 | ||||||||
・右とじ(漫画開き)のときは、左が側…表紙、右側…裏表紙になります。 ・背幅は本文のページ数や使う紙によって変わってきます。 詳しくはお問い合わせください。 |
例:本文70kg上質を使用した場合の背幅 | ||||||||
40P | 60P | 80P | 100P | 120P | 140P | 160P | 180P | ||
2mm | 3mm | 4mm | 5mm | 6mm | 7mm | 8mm | 9mm |
基本的に真っ黒な画材なら大丈夫です。
おすすめ画材 | 墨汁(薄めたら出ません)、製図用インクロットリング(0.2mm以上)、筆ペン(耐水性の物が○薄墨になったら×)、油性マジック |
印刷に出ない画材 | 鉛筆、ボールペン水性サインペン(ミリペン系の物)、グレー系のコピック、薄墨、証券用インク 墨汁や市販のトーンでも使用期限の切れているものは出にくくなることがあります。 |
不向きなプリント状態 | 印刷に適したプリント状態 |
一見すると、グレーの部分が滑らかでとても綺麗なのですが、印刷すると下記のような仕上がりになってしまします。 |
左の列とは違い、スクリーントーンのように白と黒だけの点目になっています。 この状態で出力されていれば、綺麗に印刷することができます。 |
トーンがとんでしまう | ・濃いトーンと薄いトーンの両方を極端に使用していると起こりやすい。 (濃いトーンをつぶさない為に、淡いトーンが飛んでしまった) ・メンディングテープを貼っている。 (白い膜で覆われてしまうため、下が透けてこない) ・トーンが不良品である。 |
トーンがつぶれてしまう | ・濃いトーンと薄いトーンの両方を極端に使用していると起こりやすい。 (淡いトーンをはっきり出すために、濃いトーンがつぶれてしまった) ・メンディングテープを貼っている。 (テープの下を出そうとして、その他の部分がつぶれてしまった) ・極端な重ね貼りをしている。 (2枚程度にとどめましょう) |
かすれてしまう | ・線がグレーになっている。 (ミリペンや証券用インクなどにおこりやすい) ・上にスクリーントーンやメンディングテープを貼っている。 (白い膜で覆われてしまうため、下が透けてこない) ・トーンをこすっていない。 (しっかり定着していないとトーンもその下の線もうまく製版されません) ・濃いトーンを使いすぎる。 (トーンがつぶれないようにしたため、線が掠れてしまった) |
太ってしまう | ・印刷に不向きなトーンを貼っている。 (トーンを出そうとして線が太ってしまった) ・上にメンディングテープを貼っている。 (テープの下が掠れないように濃いめに製版、印刷した) |
多色刷り原稿のサンプル(スミ+19番の場合) | ||
スミ版原稿 | 基本色19番原稿 | 印刷見本 |
スミで印刷する原稿です。 原稿を黒で書いています。 |
基本色19番で印刷する原稿です。 赤(19番)で印刷しますが、原稿は必ず黒のみで書いてください。 |
スミと赤の2色で印刷しました。 イラストのバックの文字を切り抜きたい場合は、19番の原稿のように自分でくりぬいて仕上げます。 |
・多色刷りの原稿は、上の図のように色ごとにきちんと重ねて仕上げなければいけません。 一般にしたのイラストが透けると作業がしやすいので、上に重ねる原稿としてトレーシングペーパーを使うことが多いです。(左図参照) ・多色刷りの時、トンボ(上下左右の黒の線)が重要です。 このトンボの位置を重ねて印刷しますので、トンボが不正確だと印刷の時に位置ズレを起こしてしまいます。 ・一部のインクを除き、インクは透明です。 色が重なると、下の絵も見えてきますので、はみ出したくない所はきちんとくりぬいておきましょう。 反対に、インクを重ねると違う色を表現することができます。 (黄色と青を重ねると緑系のインクになる) 紙の色、インクの色によって無限の組み合わせがあるので色々試してみてくださいね。 |
サイズ | くりえい社販売 原稿用紙 |
縮小率 | 小判サイズ原稿用紙を使いたい場合の注意事項 |
新書サイズ | 新書版専用原稿用紙 | 82% | 市販の小判サイズ原稿用紙をご使用の場合、新書、ペーパーバックとは縦横の比率が違うため、綺麗な仕上がりになりません(縦が大幅にあまったり、横が切れてしまったり)。この2種類のサイズには専用原稿用紙をおすすめします。どうしてもご使用になられたい場合は、縦が大幅にあまる、横が切れる事を踏まえて原稿サイズの改造をおこなってください。この場合約58~67%の縮小がかかります。 |
ペーパーバックサイズ | 新書版専用原稿用紙 | 82% | |
文庫サイズ | 新書版専用原稿用紙 | 82% | 文庫サイズは小判サイズをご利用いただいても大丈夫ですが、縮小率が58%と大変大きくなるため、レイアウトや文字の大きさ、字間、配置等にご注意下さい。うっかり普通のポイントで設定してしまうと読めなくなってしまう事があります。(一度コピーで縮小して仕上がりを見ながらレイアウトしましょう) |